すべての写真を拡大して見てください。堆朱でも陶器に漆を何度も塗って製作する陶胎漆器（通常、堆朱と言えば木に塗る木胎のことらしいですが何度も漆を塗って彫刻するのでかなり高価）と称される壺あるいは花活けです。陶器に漆を重ね塗りして定着させるのはとても難しい技術だそうです。朱色のものは堆彩と呼ばれるそうです。複雑な模様の美しさに加えて貝象嵌（螺鈿）が散りばめられているのでその美しさは例えようがありません。今は音信も途絶えた知人が蔵で見つけたというものを譲ってもらいました。専用の箱はないかと聞いたのですが結局見つからなかったようです。ただ包んである布には「堆朱花瓶」と記されています（この布に包んでお送りします）。かなり古い物のようですが状態は新品同様に見えます。物の性質上、取引後のクレーム、返品等には対応しかねますことご了承願います。口径は内径が10cm 、外径が17cm 、胴部の最大幅18cm、高さが30cm 、重さが3kg位ですが素人採寸です。花瓶の中ほどに最初の底があって一番下の底までが全て空洞というわけではありません。凝った造りでもあります。