“風を感じて我が身を癒す”、涼感豊かな夏着物…リーフ柄を込めた変わり絽の美しい訪問着でございます。 昨今、夏に和装をされる方が少なくなり希少なものとなりつつある絽のお着物は、二本の経糸を捩りながら緯糸を織り込んだもじり織で、盛夏のお召し物として涼しげでさらりとした生地質が魅力、着る方にもまた見る方にも清らかな風を感じるような涼しさを届けてくれます。 絽の透明感に象牙色と藤納戸色の彩りが趣くおとな色の表情、朧げな濃淡に柔らかな弧を描くデザインリーフの流線模様、そしてさりげなさが添える慎ましき夏の華やぎ、着物の奥行を楽しむ日本人の美意識が活きたひと品、素敵です。 両袖口に保管時に付いた少々の変色があるのみ新品未使用・撮影の為だけに着付けた“仕付け糸付/手縫い仕立て”の一枚、お座りになられました時など薄手着物特有のよれを低減し、また下にお召になられましたものの透けを防止する効果を持つ居敷当て付の高級仕立てでございます。 こちらのお着物は、ライトグレイッシュトーンの彩色で夏着物の美しさを意識したシンプルなリーフ柄を込めております。モダン創作ながら控えめな主張で、嫌みのない“さりげないセンス”がとても新鮮に映るお召し物です。 絽は、絽目の違いによりヨコに目を通した横絽と、タテに通した堅（縦）絽に分けられます。タテ糸とヨコ糸を交互に絡み合わせて組織するのが平絽、駒撚りに糸で織り上げた絽を駒絽といいます。駒絽は平絽より、しっかりとした手触りで現在の絽の多くがこれにあたります。 “風を感じてこころ癒し夏の記憶に我が身を標す”、美を問い求める日本人のこころが生みだす創作着物の世界、袖を通す歓びとともに至極の着心地が貴女に充実したひと時を運んでくれることでしょう。 採寸表 身丈 ： 164cm（肩から） 裄 ： 66cm 肩巾 ： 31cm 袖巾 ： 35cm 袖丈 ： 48.5cm 前巾 ： 22.5cm 後巾 ： 27.5cm 素材 ： 正絹(単衣) 折代 ： 身丈(内揚げ 前9.5cm・後11.5cm) 裄(身頃側：2cm・袖側：0.5cm) 袖丈(5cm) 訪問着はこちら❁　#tomihisa訪問着 夏着物はこちら❁　#tomihisa夏着物 tomihisaのお着物はこちらから❁　#tomihisa